播磨純代さん元中京大学陸上競技部女子監督(1966年 体育学部卒)

斎辰雄先生のスポーツ墨絵
などを披露する播磨さん

 播磨さんは1962(昭和37)年、中京大学体育学部に進学。陸上競技部に入り、女子部長の梅村すみ子先生の指導を受けた。1年生の時に第31回全日本インカレの4×100mリレー(1走)に出場し、2位となった。3年生からは陸上競技部マネジャーとなり、1964(昭和39)年の第33回全日本インカレで女子初の総合優勝を支えた。翌1965(昭和40)年の第34回全日本インカレには主務として臨み、女子の2連覇に貢献し、トロフィーを授与されている。

 1966(昭和41)年に卒業後も、大学に1年間助手として残り、陸上競技部の女子監督を務めた。播磨さんは「陸上競技部男子部長の(とき)辰雄先生(当時体育学部長)、梅村すみ子先生の下で合宿の計画を立てたり、指導方法を学んだりして、大変勉強になった」と当時を振り返る。

 1967(昭和42)年から故郷の徳島県に戻り、県立高校の体育教員を37年間務め、退職後も陸上教室で小中学生を指導している。播磨さんは「中京大学で陸上の選手、主務、監督を経験したことが、その後の教員生活に大いに生かされた」と話している。

 同郷の斎辰雄先生からスポーツ墨絵を贈られ、額装して自宅で長年飾ってきたが、今回、メダルやトロフィーとともに学園に寄贈した。