総長・理事長挨拶

創立100周年に向け 「改革」から「創造」へ

総長・理事長

 学校法人梅村学園は2023年に学園創立100周年を迎えます。一世紀に及ぶ教育・研究の歩みを振り返りつつ、新たな歴史を刻むため、2016年5月に「梅村学園100周年記念事業委員会」を設置し、寄付事業、学園史編纂事業など様々な記念事業をスタートさせています。これからも、建学の精神「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」、校訓「真剣味」の独自の理念に基づく教育機関として、広く社会に貢献してまいります。

 1923年(大正12年)の中京商業学校(現在の中京大学附属中京高校)の開校に始まる梅村学園は、中核の中京大学をはじめ、各校が様々な改革に取り組みながら、社会が求める人材の育成に取り組んできました。三重県松阪地区の三重高校、三重中学校、梅村幼稚園は2018年4月から、新設の学校法人三重高等学校の傘下となりました。新法人は地域に根差した教育を目指し、より迅速な運営ができる体制となります。梅村学園と新法人は包括協定を結び、今後も友好関係を保っていきます。

 梅村学園の学祖、梅村清光先生が掲げた校訓「真剣味」は、「文武不岐(ふき)」に由来しています。文武両道という意味です。清光先生の生まれ故郷だった水戸の藩校、弘道館の建学の精神の一つでした。幕末にあった全国の藩校の中で、弘道館は最大規模、現在の総合大学に相当する多彩な教育内容を備えていました。弘道館に結実した水戸学は、維新の志士たちにも影響を与えたことで知られています。清光先生の先代と先々代の2人は弘道館で学んでいます。

 弘道館教育の特徴は「先見性」「実践性」「国際的視野」にあるとされています。この特徴は、現在の梅村学園にも通じています。学園100周年記念事業の一環で、2016年11月に水戸市と連携協力協定を締結し、教育やスポーツなどの分野で交流を深めています。

 中京大学は、開学60周年の2014年に策定した長期計画「NEXT10」に基づき、教育力、研究力を高め、社会連携、国際化、卒業生連携を強化する改革を推し進めています。中京大学附属中京高校も中期計画により、中京大学との7年一貫教育、グローバル教育などに取り組んでいます。こうした不断の「改革」を土台にして、新たな価値を生み出す「創造」へと学園の歩みを進めていきます。「改革」から「創造」へ。梅村学園は創立100周年に向け、教職員一丸となって「さらなる殿堂」を築き上げていきます。

学校法人梅村学園 総長・理事長 梅村清英