梅村学園創立100周年記念サイト

ご挨拶

GREETINGS

梅村学園総長・理事長、中京大学長
梅村学園学事顧問
中京大学附属中京高等学校長の
メッセージを紹介します。

学校法人梅村学園
総長・理事長
中京大学長

梅村 清英

梅村清英

学校法人梅村学園は、2023年に創立100周年を迎えました。この大きな節目を迎えることができたのは、これまで学園との関わりを持っていただいた全ての皆様方の温かいお力添えの賜物であり、深く感謝を申し上げます。

1923(大正12)年の中京商業学校(現在の中京大学附属中京高等学校)の開校に始まる梅村学園は、校訓「真剣味」と建学の精神「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」を掲げ、教育・研究活動と人材育成に取り組んできました。「真剣味」は、水戸学の真髄の一つである「文武不岐」に由来し、「知・体・徳」のバランスのとれた人づくりを目指すものです。この理念は創立時から現在まで一貫して受け継がれてきています。

一方で、教育体制や教育内容に関しては先例にとらわれることなく、不断の見直しを重ねてきました。10学部を擁する中京大学では、教育を取り巻く環境が激変する中、2014年度から10年間の長期計画「NEXT10」に基づく改革を進めています。キャッチフレーズは「しなやかに挑み続ける新生・中京大学」です。中京大学附属中京高等学校は、2019年度から国際コースを開設するなど、中期計画のもとで新たな取り組みを展開しています。

少子高齢化が加速するわが国では、学生や生徒一人ひとりの個性をいかに引き出して伸ばしていけるか、教育の質がこれまで以上に問われる時代を迎えます。梅村学園は、引き続きブランド力を向上させるとともに、社会に貢献できる人材の育成に力を注いでまいります。新たなステージに挑み続ける梅村学園に、ご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

梅村清英

学校法人梅村学園
学事顧問

安村 仁志

安村仁志

一世紀前の1923年、東の京と西の京のあいだ「中京」の地に、若者教育への熱い思いを込めて一株の苗が植えられました。中京商業学校(現・中京大学附属中京高等学校)です。初代校主梅村清光先生が掲げた校訓「真剣味」のもと、生徒・教職員が発展を目指し水を注ぎました。苗は成長し、若枝には青々と葉が茂り、多くの実が結ばれていきました。甲子園での野球部の大活躍で、全国に名をとどろかせました。

そして、大樹の実から新しい芽が出て中京大学の誕生となりました。1954年創設の短期大学はその後4年制となり、着実に発展していきました。商学部から始まり、初代学長梅村清明先生が明文化した建学の精神「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」を体したこの地域初の体育学部、文学部、法学部と枝は多彩になりました。1990年の情報科学部(現工学部)の設置へと続き、総合大学となりました。その後も時代を見据え、果敢にチャレンジする《進取》の精神が発揮され、14万に及ぶ卒業生が国内外で活躍しています。木に群がる鳥たちが学歌2番を元気よくさえずっています。

濃尾の天地英気あり 栄えある丘に集い来て 身技鍛えん若き血に 進取の鐘は響くかな
いざ伝統の真剣味 正義の学を究めずや 進め中京中京の 歴史燦たる旗かざし

2020年、我々は突然新型コロナウイルスに見舞われました。予想外のことに戸惑い、多くの困難に直面していますが、もがきながらも智恵を働かせ、これまでの生き方を見つめ直し、立ち上がっていかねばなりません。知を結集し、乗り越えていく―それが百年を迎えるにあたっての決意です。

安村仁志

中京大学附属
中京高等学校長

伊藤 正男

伊藤正男

1923年(大正12年)に中京商業学校として開校した梅村学園は、2023年に学園創立100周年を迎えました。過去から未来へと伝統を受け継いでいく節目の時期にいることを、本当に幸せに感じています。

新型コロナウイルス感染拡大により、100周年に向けた機運は一瞬立ち止まったかに見えましたが、しっかりと前を見据えて歩み出し、お祝いへのカウントダウンはここにきて一気に加速したようにさえ感じます。

誰もが通った道、学校に続くなだらかな坂。その先に附属高等学校の正門があります。正門には学園創立者、梅村清光先生と第2代校主兼第3代校長、梅村清明先生の銅像があり、優しい眼差しが登下校の中京生に向けられています。

梅村清弘名誉総長の胸像設置を望む声を受け、2020年10月28日には胸像除幕式を挙行することができました。

学園創立100周年を迎え、さらに教育環境を充実させたいと考えています。皆様の100周年記念事業へのご賛同を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

伊藤正男