
2024.03.12
たった31音で自分の思いを
表現し尽くす楽しさ。
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中京大学 文学部 4年太田 果南
Q1.あなたにとってのベストMAXとは?
短歌との出会いです。大学二年生のときに趣味のひとつとして始め、自分の気持ちの赴くまま、詠みたいときに詠み、そうじゃないときは詠まないし(笑)。私と短歌はそんなふわっとした関係です。文学部の文芸創作コンクールで短歌を発表したことがきっかけで、歌人でもある小塩先生に声をかけていただき、添削・ご指導いただくように。無駄のない、自分の感情を的確に伝える表現を追求するおもしろさに気づき、ますます短歌が好きになりました。2023年に永井陽子短歌大賞をいただいたときも「絶対賞をとりたい」という欲も、上達するため必死になって詠んだということもない中での受賞だったので、うれしいと同時に、何ともいえない不思議な気持ちがしたのを覚えています。


Q2.Q1で答えたことについて、将来の夢やビジョンについて聞かせてください。
大学卒業後は一般企業に就職します。きっと慣れない社会人生活で忙しく、しばらく短歌が詠めないこともあると思います。でも、ちょっとした時間に誰かの歌集を読んだり、ふとした瞬間に「今詠もう」となったりすると思います。そんな思いのままに楽しめるのが、短歌のいいところ。いつか、自分の歌集を出したいという夢はあります。今はまだ夢までもいかない、“野望”と表現した方が適切かもしれないのですが……。この野望が夢に変わり、目標へと近づいていったら素敵だなと思っています。