
2023.07.03
100年に一度の舞台が、吹奏楽への思いを
情熱に変えてくれた。
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中京大学 経済学部 3年伊藤 美優
Q1.あなたにとってのベストMAXとは?
やはり100年に一度しかない梅村学園創立100周年・中京大学開学70周年の記念式典で演奏できたことです。中京大学・中京大学附属中京高等学校合同吹奏楽団として、中京大中京の高校生の皆さんと一緒に演奏しました。曲目は、学歌や校歌はもちろん、YOASOBIの群青や高校野球の応援でよく使われるアフリカン・シンフォニーといった盛り上がれる曲も取り入れました。会場の皆さんがすごく盛り上がってくださって、演奏しながら思わず泣きそうに。会場の一体感に圧倒されたのと、「もう終わってしまう」というさみしさと。さまざまな感情がない交ぜになって、私の体の中を駆け巡っていました。あの感覚は忘れられません。


Q2.Q1で答えたことについて、将来の夢やビジョンについて聞かせてください。
本番直前、高校生の皆さんは、いつも円陣を組んでいるそうで、「よかったら一緒に」と誘ってくれたのですが、私はこの円陣がすごく印象的でした。また、演奏の途中、短いMCをしたのですが、曲紹介をしたら会場から歓声が上がって、私たち合同吹奏楽団だけでなく会場が一体になったのを肌で感じました。うれしさと同時にこみあげてきたのは「終わってしまうんだ」というさみしさ。この素晴らしく貴重な経験を通して思うのは「音楽を続けたい」ということ。習っていたピアノは途中でやめてしまったし、大学でも他の音楽系の部活動に入ろうか迷ったぐらいだったのですが、吹奏楽に対する自分の情熱を、再確認することができました。