Q1.あなたにとってのベストMAXとは?
2016年にパンクラス第7代ライト級チャンピオンになれたことです。当時31歳、タイトル戦も5度目のチャレンジでようやく勝利できた、遅咲きのチャンピオンでした。2006年にプロ格闘家になってから約10年。その間選手生命を左右するケガもあったし、メンタル面の未熟さゆえに「勝てる」と油断して、勝利目前で負けたこともありました。そんな私の可能性を、私以上に信じ、あきらめることなく支えてくれたコーチをはじめとしたみなさんがいたからこそ、ここまでやってくることができました。その感謝とご恩に、ベルトという形でやっと恩返しすることができた、と胸がいっぱいになりました。
Q2.Q1で答えたことについて、将来の夢やビジョンについて聞かせてください。
中京大学はスポーツが盛んでトップアスリートが集う大学です。でも、私は決してスポーツエリートではなく、体育学部にも一般入試で入りました(笑)。そんな私が王座を極められたのは、周りのみなさんの力強い支え、そして対戦相手へのリスペクト、そして「ここまでやって負けたら仕方がない」と思えるくらい精一杯努力をしたからだと思います。まだまだ強い相手と戦い続けたいという思いは強いです。いつか自分でジムを開いたら、格闘技を通して、ただ相手を倒す強さだけではなく、礼儀や人間性まで高められる指導者になりたいですね。