
2021.12.17
「自分には無理」と限界を勝手に決めていた私が
商品開発を通して、
挑戦を恐れない自分になれた。
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中京大学 総合政策学部 3年中野 由唯
Q1.あなたにとってのベストMAXとは?
自分の限界を感じなくなったことです。マーケティングや産学連携による商品企画に取り組む坂田隆文教授のゼミに入って、私は大きく変わることができました。2年次に塗料メーカーの株式会社五合さんから依頼を受け、水だけで汚れを流し落とせる「ゼロ・クリア」という素材をつかったBtoC商品の開発に取り組みました。水筒はどう?しゃもじはどう?……ゼミ生は一人100案をノルマに、アイデアを提案。3139案の中から、キャンプの際に使えるカトラリー「Earth Gear」の商品化が決まりました。


Q2.Q1で答えたことについて、将来の夢やビジョンについて聞かせてください。
Earth Gearは「水だけで洗えて環境にも優しくユーザーは片づけの時短にもなる」とキャンパーの皆さんからご注目いただき、クラウドファンディング「Makuake」で2020年11月30日に販売をスタートし、目標としていた30万円を大きく上回る400万円ほどの売り上げを達成することができました。そのとき、私は嬉しさと同時に「じゃあカラーは黒だけでいいの?」「もっと多くの人に知ってもらわないと」と、既にその先を見据えている自分に気づきました。入学当初は特に将来像もなく、「アイデアのノルマ100案」というのもできるか不安だったので、この変化に私が一番驚いています(笑)。将来はゼロ・クリアのように、素晴らしい技術なのにまだあまり知られていないものやコトを知ってもらうためのお手伝いができる仕事に就きたい。そんな風に思っています。