
2021.12.17
東京五輪の1年延期も「もっと強くなるチャンス」。
次の目標は、
もちろんパリ五輪。
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中京大学 スポーツ科学部 4年アルーアダウィ イサ
Q1.あなたにとってのベストMAXとは?
「母の母国で開催される東京五輪に出場したい」という夢が実現でき、東京五輪にオマーン代表として出場できたことです。2018年にオマーンから国費留学生として日本に来た直後は、慣れない寮生活、言葉がよくわからなかったこと、そして食べ物が合わず、かなり苦労しました。それでも草薙コーチはじめ、水泳部のチームメイトたちがとても親切にしてくれたからこそ、乗り越えられたと思っています。新型コロナウイルスの影響で、開催が1年延期となった東京五輪ですが、私自身のモチベーションには、あまり影響しませんでした。むしろ「あと1年でもっと強くなるチャンスだ!」とポジティブにとらえ、練習に励みました。


Q2.Q1で答えたことについて、将来の夢やビジョンについて聞かせてください。
学部卒業後は、中京大学大学院に進学してもう2年、中京で水泳の技を磨きます。中京大学の水泳部の練習環境はオマーンでは考えられないほど充実しています。現役学生もインカレでトップをめざすレベルの選手も多いですし、同じ東京五輪に出場した川本武史さんをはじめとした卒業生の皆さんと同じメニューで練習できます。このような日本のトップアスリートたちと肩を並べて練習ができるのは、自分にとってすごくプラスに働いています。次の目標はもちろん、2024年のパリ五輪出場です。水泳は、努力すれば必ず結果はついてくるスポーツ。泳ぐことが、本当に楽しくて大好きです。その思いは、ずっと変わらないですね。