梅村学園創立100周年記念サイト

私のベストMAX

学生や生徒、卒業生が創立100周年の
スローガン「ベストMAX」を
体現するとともに、
努力していることや
成し遂げたことを紹介します。

ベストMAXについて
中京大学 経営学部 3年 ダォ ティニン

2021.07.16

チャレンジ奨励金で
踏み出せた、
日本とベトナムの
架け橋への第一歩。

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中京大学 経営学部 3年ダォ ティニン

Q1.あなたにとってのベストMAXとは?

2020年度、「中京大学チャレンジ奨励金プロジェクト」に応募・採択していただき、在日ベトナム人向けに日本語教室を開きました。自分一人ではできなかったことが奨励金のおかげで実現でき、とても感謝しています。日本の日常会話では、教科書通りでない表現をすることが多々あります。例えば、教科書に「これを食べてみてください」と文章的にきちんと載っていたのに、日常生活では「これ食べてみ?」という表現をすることはよく耳にします。教科書の勉強だけで上手く会話できるわけではありません。名古屋は方言もある地域ですから、「いかん」と「あかん」など、日常会話で困っている外国人は多いんですよ。2021年度も引き続きチャレンジ奨励金に採択され、同様の日本語教室を開講する予定です。

2021年度 ボランティア日本語教室プロジェクトのオリエンテーションをするダォさん 2021年度 ボランティア日本語教室プロジェクトのオリエンテーションをするダォさん
2021年度 ボランティア日本語教室プロジェクトのオリエンテーションをするダォさん

Q2.Q1で答えたことについて、将来の夢やビジョンについて聞かせてください。

私はベトナムの山奥の貧しい村の出身で、朝日新聞の奨学金をいただいて4年前に来日しました。2020年度は無料で開講していた日本語教室ですが、今年度から1人につき月額500円の運営協力金をいただこうと思っています。そのお金は、私が育ったようなベトナムの貧しい子どもたちに全て寄付する予定です。前年度は受講生のなかで、日本語能力試験のN2レベルとN3レベルに合格した方がいて、とても嬉しかったです。また、人に教えることで自分の学びにもなるとわかり、私自身も大きく成長できました。いつかベトナムと日本の架け橋となれるよう、これからも頑張っていきたいです。

※所属については取材時のものです。(2021年7月取材)

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