陸上競技/附属高校の布施一葉選手、U18で5位入賞

 中京大中京高等学校(以下、附属高校)陸上競技部の布施一葉選手は、第6回U18アジア陸上競技選手権大会(サウジアラビア・ダンマーム)女子200mにおいて5位入賞を果たし、5月9日に学園首脳陣を表敬訪問しました。布施選手は、「自分が目標としている大会は夏のインターハイですが、今回の大会に向けて特別な調整をしていたわけではありません。それでも、結果としてタイムと順位が出てしまうと悔しい部分があります。本番は夏のインターハイですので、そこに向けて努力したいと思います。特に、自分の持ち味である"後半の伸び"を生かして、自分らしい走りをしたいです」と語りました。また、「今大会は、日本時間では夜中の時間帯に開催されたにもかかわらず、先輩方や同級生、たくさんの方々の応援をいただき、自分一人で走っているわけではないという思いになりました」と、周囲への感謝の気持ちを述べました。

 指導者の佐橋弘晃先生は、「勝負強さと後半の走りが彼女の魅力です。今後、さらに力を伸ばすことを期待しています。今大会は、シーズンが始まったばかりの試合で、調整が難しかった中、気温差が大きく過酷な環境の中でも、自分で考えて対策をとり、体調を崩さないようにしている姿が印象的でした」と評しました。

 総監督の岩崎万知先生は、「布施選手は、中学時代に200mのチャンピオンという経験を持ちながら、本校に入学後は夏のインターハイ決勝で1年生ながら入賞し、チームに貢献してくれました。彼女が目指しているところは高い位置にあります。自分の身体を使って表現する陸上競技の繊細な部分において、自分の感覚やレースの流れを的確に表現できる点は、布施選手の強さの一つです。この夏、彼女がプライドを持って試合に挑んでくれることを期待しています」と述べました。

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(写真左から)佐橋弘晃先生、伊藤正男校長、布施一葉選手、梅村清英理事長、岩崎万知先生

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