ラグビー部 2年連続40回目の優勝 宿敵との激闘を制す
東海学生ラグビーリーグ戦が10月27日、中京大学ラグビー場で開催されました。中京大学は60年来のライバル、名城大学との優勝決定戦に挑み、31-31の引き分けという結果に終わったものの、リーグ戦の得失点差により優勝を勝ち取りました。同部は、2年連続40回目の優勝を飾りました。
このイベントはスポーツ振興部主催の応援イベントとしても実施され、300人を超える観客が詰めかけました。試合前にはラグビー部によるラグビー体験会や、わかりやすいラグビー解説、チアリーディング部によるハーフタイムショーなど様々なイベントが開催されました。
試合は中京大学が前半に先制トライを挙げたものの、その後名城大学に主導権を握られ、前半を10-19で折り返す厳しい展開となりました。後半に入ってからも相手の流れを止められず、一時は10-31と大きく引き離される場面もありました。しかしここから中京大学は粘り強さを見せ、試合時間残り10分で怒涛の反撃。連続トライと正確なコンバージョンキックで追い上げを果たし、最終的に31-31の同点に追いつき、そのまま試合終了。得失点差で悲願のリーグ優勝を手にしました。
歓喜の中、試合後に応援してくださった観客に駆け寄り、感謝の意を伝えた中京大学の選手たち。主将の立松大輝選手(スポーツ科学部4年)は「前半は相手の勢いや自分たちのミスから厳しい展開が続きましたが、後半に自分たちが日頃の厳しい練習の成果を発揮できたからこそ追いつくことができました」と今までの練習があったからこそできた試合だったと振り返りました。また、「心が折れそうなときにお客さんの声援で自分たちも気持ちが上がりました」と応援してくれた方々に感謝を述べていました。
笑みをうかべる主将の立松大輝選手
さらに、指揮を執る中本光彦監督は「1試合目から6試合目まで全員で掴み取った優勝だったと思います」と選手全員の努力を称え、次の試合への意気込みを語りました。「全ての大学の思いを胸に、しっかりと準備をして頑張りたいと思います」と力強いコメントを残しました。
インタビューを受ける中本光彦監督
主力選手を怪我で欠く中、チーム一丸となって勝ち取った今回の優勝。次の試合は11月10日の東海・北陸・中国・四国地区代表決定戦で、環太平洋大学と対戦します。前回の試合で逆転勝利を収めた環太平洋大学戦でも、中京大学のさらなる活躍に期待が寄せられます。
取材:文・写真 学生広報スタッフ「ライト」
松下萌(現代社会学部4年)
大石和佳奈(経営学部3年)