名古屋六大学の学生が新提案 魅力創出プロジェクト

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 名古屋六大学の学生が取り組んだ「名古屋六大学魅力創出プロジェクト」の発表会が6月27日、本学名古屋キャンパスの清明ホールにて行われました。 このプロジェクトは、6 つの大学から異なる専門分野の学生たちが集まり、大学間の壁を越えて共通の課題やテーマについて議論し、学生ならではの新たな視点からの課題発見・解決能力の向上を目指すものです。本学からは宮前里菜さん(総合政策学部3年)が参加しました。

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 プレゼンテーションする宮前さん

 今回は「一大学では難しいが名古屋六大学が連携することで創出できる大学の魅力」をテーマに、6名の学生たちが独自のアイデアを発表。名古屋六大学の魅力を高め、優秀な学生を増やすための3つの軸として『継続的な魅力創出』『新たな学びの機会』『大学間の交流促進』を掲げ、それぞれ『魅力促進部の発足』『六大学合同PBL』『オリター制度拡充』を提案しました。今回が本プロジェクト初の発表会であり、さらに名古屋六大学の学長が聴衆として来場する中、学生たちは堂々とプレゼンテーションを行いました。 

 プレゼンテーション終了後、六大学の各学長からプレゼンテーションに対しフィードバックを行いました。「アンケートを取って現状を確認し、仮説を立てるスタイルは良かったが、やや数が少なかったのではないか」「企画を実現するための具体的な施策まで見通しが立っているか」といった鋭い指摘が入りましたが、学生たちは謙虚に受け止め、「ご指摘いただいた点を次に生かしたい」と前向きでした。また「各大学の距離の近さをうまく活用しては」「名古屋六大学の相乗効果で、1⁺1⁺1⁺1⁺1⁺1を6ではなく、10にも、100にもしていってもらいたい」といった改善についてのアドバイスも送られ、学生たちは「企画を実現できるよう、さらにブラッシュアップしていきたい」「今回発表に取り組んだ6人だけではなく、多くの学生を巻き込んだ活動にできれば」と意気込みをみせていました。

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 講評を述べる梅村清英学長(左)と今後の展開を話す宮前さん(右)

 宮前さんは本プロジェクトを振り返り、「プロジェクトのメンバーは、大学はもちろん、学年も専攻も何もかも違う6人でした。だからこそ、自分とは違う意見や価値観を知ることができ、自分自身の大きな成長につながったと思います」と参加した手ごたえを語りました。

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 発表会終了後、報道陣から取材を受ける学生たち(中央が宮前さん)

名古屋六大学とは

中京大学、名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、南山大学、名城大学は、国公私立の枠を超え、教育・研究・学生交流の分野で連携・協力するための協定を締結しました。名古屋市東部に位置する国公私立の6つの大学で構成されていることから『名古屋六大学』と銘打ち、さまざまな取り組みに挑んでいます。

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