プロ野球ドラフト会議2021 中京大中京・畔柳亨丞投手が日本ハム5位指名 中京大・伊藤稜投手は阪神の育成1位に

 プロ野球ドラフト会議が10月11日に開かれ、中京大学附属中京高校硬式野球部の畔柳亨丞投手(3年)が北海道日本ハムファイターズの5位指名を受けました。

 午後5時から始まったドラフト会議の中継を、硬式野球部の3年生らと教室のテレビで見守った畔柳投手。日本ハムの5巡目で「畔柳亨丞」の名前が読み上げられると、会場は大歓喜に包まれました。畔柳投手は「なかなか名前が呼ばれず、指名漏れも覚悟していたのでホッとしたのが一番でした。周りが大丈夫だよと声をかけてくれたり、自分のことのように喜んでくれたりしている姿を見て、チームメイトに本当に恵まれていたとあらためて実感しました」と語りました。

 その後の記者会見に臨んだ畔柳投手は「プロを強く意識したのは高校に入学してからです。春のセンバツでベスト4という結果を残せ、手応えを感じさらにその思いは強くなりました」と語りました。また、5位指名という順位については「今は何よりも指名いただけて光栄という気持ちが強いです。自分は制球力、変化球の精度などまだまだ課題も多いと感じています。ただ、プロになったらドラフトの順位は関係なく、横一線のスタートだと思っているので、良きライバルたちに負けないよう頑張りたいです」と熱い闘志を覗かせました。

HP畔柳投手.jpg HP部員たちと.jpg
日本ハム5位指名の畔柳投手 附属校硬式野球部員たちと記念撮影

 また、中京大学硬式野球部の伊藤稜投手(スポーツ科学部4年、中京大中京)は阪神タイガースの育成ドラフト1位に指名されました。伊藤投手は最速150キロを誇る左投左打で、高校3年生の夏には全国高等学校野球選手権大会にも出場しています。

 ドラフト当日は名古屋キャンパスで硬式野球部の桜井伸二部長、半田卓也監督、部員ら関係者が集まって視聴会が行われました。部員たちが見守る中、阪神育成1位に名前が呼ばれると、伊藤投手はほっとした様子で笑顔を見せました。

 伊藤投手は「ここからが勝負だと思うので、気が引き締まる思いです。阪神タイガースは投打ともにバランスのとれたチームで、ファンの方も熱い声援を送っているイメージがあります。育成ということで、2軍でしっかり投げて、早く支配下を勝ち取れるように頑張りたい。球界を代表するような左ピッチャーになって、日本代表にも選ばれるようなピッチャーを目指したいです」と意気込みを語りました。

HP監督と.jpg
阪神育成1位の伊藤選手(左)と中京大硬式野球部の半田監督
  • 記事を共有