中京大学と株式会社スタメンが連携協定を締結

 中京大学とIT企業の株式会社スタメンは5月24日、学生に対して新しいITサービスの提供をし、大学に対するエンゲージメント(愛校心や帰属意識、学内での仲間づくり)を実現することを目的とした連携協定を締結した。

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(左から)梅村総長・理事長、学長、加藤代表取締役社長

 調印式は名古屋キャンパスで行われ、梅村清英総長・理事長、学長、スタメンの加藤厚史代表取締役社長をはじめ、双方の関係者が出席した。

 導入を予定しているスタメンのITサービス「TUNAG(ツナグ)」は、企業の生産性向上や離職率の低減などを目的に、組織エンゲージメント=(企業と従業員、従業員同士の相互の信頼関係)を向上させるクラウドプラットフォームサービスだが、今回は教育機関向けとして初めて中京大学に導入される。2021年秋学期からの本格運用開始に向けて、準備を進めていく。

 本学では、新型コロナウイルスの感染拡大以降、対面授業の頻度が低下し、1、2年生を中心に、コミュニケーションが不足する傾向で、学内での体育会や文化会、サークル活動の勧誘の機会も減少している。また、緊急事態宣言等により、活動自体が制限され停滞気味であるのが現状である。この現状を改善するため、スタメンとの連携により「TUNAG(ツナグ)」を導入し、大学キャンパスの利用率が一時的に低下する期間においても、学生同士がオンライン上で自由に交流できる場「バーチャル・キャンパス」を提供する。

 主なコンテンツとして「部活動やサークル活動等のオンライン上の拠点」「資格取得に関する情報共有の場」「就職活動に関する情報交換や悩み相談」などコロナ禍でも学生が積極的にコミュニケーションを取れる「場」を提供し、学内のエンゲージメント強化を目指す。

 調印式で梅村総長・理事長、学長は「学生同士が対面でコミュニケーションを取る機会がコロナウイルス感染拡大前より少なくなっています。スタメン様にご協力いただき新たな学生支援の価値を提供していきたい」。加藤代表取締役社長は「学生の皆さんはこのコロナ禍において色々な感情を抱えていると思います。この取り組みによって、より学問を深めたり、キャンパスライフを楽しんでもらえるように貢献したい」と話した。

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