ALT成果発表会 学術交流協定校の留学生が附属高校でインターン

 留学生がインターン生として高校でALT(外国語指導助手)を行うプログラムが5月から4週間、中京大学附属中京高校で実施され、その成果発表会が7月8日、中京大学名古屋キャンパスで行われた。附属校生、大学生など約90人が集まった。

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 同プログラムは中京大学が協定を結んでいる海外大学からインターン生として留学生を受け入れる制度で、今回はアメリカのボイシー州立大学に在籍するイガン・アビーさんが5月から4週間ALTとして附属高校へ、その後2週間は中京大学でJLPT(日本語能力試験)に向け日本語の勉強を行った。

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      伊藤校長      安村学長

 会の冒頭で附属中京高校の伊藤正男校長は「大学と連携することで、高校生のうちから質の高い英語教育を受けることができます。こういった環境で学べることは大変貴重なことですので、志を高く持って英語以外の外国語も挑戦してみてください。世界でも活躍できる人になってください」と生徒に呼びかけた。また、安村仁志学長は伊藤校長の挨拶をうけ、最初にロシア語で挨拶を行い「ロシア語を1つ皆さんに覚えていただきたいと思います。この教室の窓は今"閉まっています"が『窓』はロシア語では"окно(アクノー)"と言います」と話し「ALTの期間はアビーさんにとっても、生徒の皆さんにとっても良い経験だったと思います。これからも充実した生活を送ってください」と挨拶した。

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アビーさん

 アビーさんは、担当したクラスの生徒との写真をスクリーンに映し出しながら、スポーツフェスティバル、野球観戦をしたことやホストファミリーと蒲郡市の竹島の観光に訪れたことなどを振り返った。「一番苦労したことは、コミュニケーションをとることでしたが、私に合わせてゆっくり話してくれて少しずつ理解できるようになりました。素晴らしい経験をすることができました」と話した。

 最後にクラスの代表者から「アビー先生の国のことや文化を教えてくれてありがとうございました。先生と過ごした4週間はとても楽しい時間でした。また日本へ遊びに来てください」とお礼が述べられ、寄せ書きなどが贈られた。

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 このあと、アビーさんは来年5月に卒業予定のためボイシー州立大学に戻り、その後、日本で就職活動に取り組む予定。

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         発表後には交流会が行われた
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