附属中京高校eスポーツ部がテレピアでのプレ国体エキシビジョンマッチに出場

 中京大学附属中京高校eスポーツ部が3月30日、名古屋市・栄のテレピアホールで開催された「乱[LAN]by Nagoya e-Sports Festival」の国体エキシビションマッチ「ウイニングイレブン2019」に出場した。同部は発足したばかりで、これが初試合となった。

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 部員7人は全員サッカー部と兼部で、このうち同大会に出場したのは柘植五大さん、辻優駿さん、林泰蔵さんの3人。当日午前中に鶴舞公園グラウンドでサッカーの試合を行った後に会場に駆けつけた。出場前の控え室で、拓植さんらは「今は緊張とワクワクの両方がまざった感じです」と話した。

 大会は2対2のトーナメント戦。同部の他、愛知県代表、岐阜県代表、東京代表の4チームが出場した。岐阜県代表はプロゲーマーのParikaさんとアマチュア選手の服部将成さん(2015年中京大学法学部卒)で、服部さんは同校の卒業生であり選手らの先輩でもある。また東京代表の「We-Spo」の選手2人は渡辺プロダクションの芸人としても活躍中で、インカムをつけて会場に呼びかけ、大会を盛り上げていた。

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 同部は愛知県代表として出場した「ゴールデンレトリバーズ」と対戦した。特大のモニター画面に映し出されるゲームの様子は色彩が美しく、クロスプレーのたびに客席から歓声が上がった。スポットライトを浴びる中でコントローラーを操作する3人は緊張した様子だった。

 試合は、前半に4点を先取されたものの後半には3得点して追い上げを見せたが、結果は6-3で敗戦となった。優勝したのは接戦を制した東京代表の「We-Spo」だった。

 今大会では、自チームが試合をしていない間は、選手が舞台袖のブースで解説も行った。3人とも落ち着いた解説ぶりで貴重な体験となった。

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 大会終了後、拓植さんらは「国体を目指して帰ってすぐ練習します」「課題が見つかりました」「試合中のメンタルについても考えました」と話していた。小川青空監督は「実力を知る良い機会になったと思います」とコメント。今後は秋の茨城国体・青年の部の出場を目指して練習を続けていく。

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