工学部橋本研究室合同チーム「ROC2」、ワールドロボットサミット2018で2位入賞!日本ロボット学会特別賞を受賞

 10月17日~21日、東京ビッグサイトで行われた経済産業省主催の「ワールドロボットサミット2018(WRS)で、工学部橋本研究室とオムロン、中部大学の合同チーム「ROC2」が国際ロボット競技会ワールドロボットチャレンジのサービスカテゴリー、フューチャーコンビニエンスチャレンジ(FCSC)の陳列・廃棄部門において、国内外から参加した全14チーム中、2位の入賞を果たした。さらに、学会賞として「日本ロボット学会特別賞」を受賞した。「ROC2」は昨年度も優勝しており、今回で2年連続の入賞となる。

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2位入賞を喜ぶ橋本研究室の開発メンバーと応援団 特別賞を受賞

 競技は、サンドイッチやおにぎりなどの商品をきれいに並べる「陳列」と、商品の賞味期限を自動的にチェックする「廃棄」の2項目で行われた。陳列の項目では50点満点中50点を獲得したものの廃棄の項目では惜しくも24点、合計74点となった。1位となった東芝らのU.T.Tチームとは同点だったが、タスク実行時間の評価によりU.T.Tが1位、「ROC2」が2位となった。橋本研究室は、ロボットのAI技術として、得意とする画像認識システム開発を担当し、「ROC2」の2位入賞に大きく貢献した。

【学生代表者コメント】

 2年連続優勝を目標にWRS2018 FCSCに挑戦し、2位という結果に終わり、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。しかし、ネガティブな感情だけが得られたわけではなく、技術の未熟さなどを実感する良い機会だったと思います。今回のコンテストで得られた問題点をしっかりと分析し、本大会が開催される2020年に再び優勝できるように、準備していきたいと思います。

鳥居拓耶さん(工学研究科修士2年)

【橋本学教授コメント】

 当研究室としては、今年2年目の挑戦ができたことは喜ばしいことと思います。昨年のトライアル大会では優勝したので、今年はプレッシャーもありましたが、今回も十分な成績を挙げることができ、よかったと思います。本件は、オムロン様との産学連携の成果であり、実問題に対してしっかりしたソリューションを作っていくという、学生たちにとっては得がたい経験をさせていただき、教育的な効果も大きかったと思います。企業との連携研究は,工学部学生にとって、すばらしい教育機会であることを再認識しました。本大会は、2020年の本大会まで続きますので、今後は、入賞もさることながら、開発成果の研究としてのレベルも向上させていきたいと思います。

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