NASA元宇宙飛行士による特別講演を開催

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講演をするマクブライド氏

 中京大学附属中京高等学校で5月19日(金)、NASA元宇宙飛行士ジョン・マクブライド氏による特別講演が実施され、国際英語クラスの生徒75名が参加した。この講演は、元宇宙飛行士の体験談を通して生徒自身の将来を考え、また通訳者の働きぶりを観察し、英語学習の士気向上の機会とすることを目的としている。

 NASA元宇宙飛行士ジョン・マクブライド氏は、1978年1月にNASAより宇宙飛行士候補に任命され、その年の8月に正式な宇宙飛行となった。1984年10月5日~13日に宇宙飛行を経験した。現在はNASA宇宙飛行士会会長を務める傍ら、ケネディー・スペースセンターのAstronaut Encounter(宇宙飛行士の集い)メンバーとして、NASAの活動や宇宙体験についてのプレゼンテーションを行っている。

 講演の冒頭で大竹有二校長は「貴重なお話ですので、しっかり聞いてたくさん質問して有意義な時間にしてください」と挨拶した。

 マクブライド氏はNASAの宇宙飛行の歴史や宇宙飛行士の日々の訓練内容について触れ、スペースシャトルが打ち上がる映像、宇宙で生活している様子の映像などが流された。また、宇宙から見た地球の写真や「地球から宇宙に到達するまでの時間は約30秒」、「地球一周にかかる時間は約90分」など具体的な数字を挙げての体験談に生徒は興味津々であった。

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質疑応答の様子

 質疑応答では多くの生徒達が積極的に手を挙げ、英語で質問を行っていた。生徒からの「パイロットの仕事は大変でしたか」という質問にマクブライド氏は「とても忙しいですが、パイロットになれたことを誇りに思っている」と答えた。その他、多数の生徒からの質問にもマクブライド氏は一つひとつ丁寧に回答していた。

 最後にマクブライド氏は「自分が将来何をしたいのか今考えなさい。今がとても大切です。目標を持って日々努力すれば必ず夢は叶います。みなさんが私のように宇宙飛行士になってくれたらとても嬉しい」と話した。

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生徒から

花束をもらうマクブライド氏

マクブライド氏と国際英語クラス生徒
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