中京大生のアントレプレナーシップを育成 第1回EPoCh講演会を開催

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 中京大学のアントレプレナー教育プログラム「EPoCH(エポック:Entrepreneur Program of Chukyo University)」の第1回講演会が11月22日に名古屋キャンパス清明ホールで開催され、中京大生約200人が参加しました。
 講演会は、中京大学が参画する Tongali プラットフォームが、文部科学省からの委託事業であるスタートアップ・エコシステム形成支援に採択されたことをきっかけに、中京大生のアントレプレナーシップ醸成を目的として行われました。
 会の冒頭、プログラム代表の総合政策学部・坂田隆文教授は「EPoCHは5年間継続のプログラムです。初回となる今回は準備した席がほぼ満席になるくらいの学生が集まりました。アントレプレナーシップの精神を大切にしていただき、講演を聞いて何か気づきを得てもらえると嬉しいです。皆さんなりの受け止め方をしてください」とあいさつしました。

 第1回目となるEPoCH講演会は、総合政策学部の坂田隆文ゼミ生による「Tongaliアイデアピッチコンテスト2020受賞で得られたもの」、株式会社五合の小川宏二代表取締役による「起業20年目にして初めての挑戦 キャンププレート『Earth Gear』の企画・発売」と題した講演が行われました。

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坂田ゼミ生の発表

 坂田ゼミ3年の中野由唯さん、中村真夕さん、中村理沙さんは、株式会社五合と制作したキャンププレート「Earth Gear」の商品開発にあたって得られた学びについて話しました。Earth Gearの企画について発表したTongaliアイデアピッチコンテスト2020では優秀賞、企業賞を受賞したこと、またEarth Gearは目標の1324%にもなる400万円に迫る売り上げを達成した経験から、商品が完成するのがゴールではないこと、その後発売して売り上げにつなげるまでの苦労についてなど発表しました。

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小川代表取締役の講演

 「Earth Gear」を開発した株式会社五合は、愛知県を拠点とする2000年創業のベンチャー企業で、完全無機塗料「ゼロ・クリア」「ゼロ・テクト」の製造販売・加工や、製造現場でよく使用される天井クレーンの安全システムの開発・販売を行っています。小川代表取締役は、企業に対してモノ、サービスを提供する「B to B」企業だった五合が「B to C」の商品を開発するに至った経緯や、「Earth Gear」という商品が完成するまでの流れなど、産学連携で開発した経験について講演しました。
 また、創業するまでの歩みについても発表し、これから起業しようと思っている人たちに向けて「挑戦を諦めないでいただきたいです。これから日本を良くしていくのは皆さんだと思います。善い考えがあって、良い製品が生まれる。そこに人が集まってくると信じています」と話しました。

 EPoCH講演会は、第2回、第3回の開催を12月に予定しています。

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