「イーストサイド・寿司」上映&アンソニー・ルセロ監督との対話を実施

 5月25日、アメリカンフィルムショーケースのプロジェクトとして「イーストサイド・寿司」の上映とアンソニー・ルセロ監督、俳優・竹内ゆたかさんとの対話が中京大学名古屋キャンパスの清明ホールで実施され、中京大附属中京高等学校の生徒約160名(うち国際英語クラス75名)が参加した。

DSC_9794HP用.jpg
ルセロ監督・竹内さんとの対話の様子

 米国国務省と南カリフォルニア大学の共催による映画外交プロジェクトでアメリカ映画の上映と監督との対話を通じてアメリカ社会・文化を海外に紹介することを目的としている。

 冒頭の挨拶で在名古屋米国領事館首席領事のスティーブン・コバチーチ氏は「英語は試験や授業をこなすためのものではなくコミュニケーションの手段です。なぜアメリカで英語を学ぶべきなのか映画を見て知ってほしい」と述べた。

 質疑応答ではルセロ監督、竹内さんが登壇し、多くの生徒の質問に答えた。

DSC_9775HP用.jpg
在名古屋米国領事館首席領事スティーブン・コバチーチ氏挨拶

 ルセロ監督は「この映画を通して、周りの人に間違っていると言われても自分の心の声に正直に生きてほしい」と語った。

 竹内さんは生徒からの「映画撮影で大変だったことはありますか」との質問に「周囲の人が自分の意見をちゃんと聞いてくれ、受け入れてくれる人が多かったので、大変だったことはありません」と答えた。

 ルセロ監督は多様な職業の人々を観察し多文化の映画を制作。「スターウォーズエピソード1・2」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ハリー・ポッター」など数々の超大作の特殊撮影を担当。竹内さんは2000年に渡米。03年「ラストサムライ」で俳優デビュー。「硫黄島からの手紙」「グレイズ・アナトミー」(ともに06年)に出演。「イーストサイド・寿司」ではカルフォルニア在住日本人の寿司職人役を演じている。

 閉会の挨拶で大竹有二校長は、「現在の日本社会は女性が働くのに厳しい状況がある。主人公のように、力強い生き方ができるといいと思います」と締めくくった。

DSC_9804HP用.jpg
生徒から花束をもらうルセロ監督

DSC_9816HP用.jpg
ルセロ監督・竹内さん・コバチーチ氏・大竹校長と生徒

  • 記事を共有