創立100周年に向けて

梅村学園総長・理事長挨拶

総長・理事長
梅村学園総長・理事長
梅村清英

 学校法人梅村学園は、その源である中京商業学校(現・中京大学附属中京高等学校)が1923年(大正12年)に開校したのに始まり、2023年(平成35年)には創立100周年を迎えます。このほど梅村学園100周年記念事業委員会が発足し、伝統と歴史の継承に向けた種々の事業を検討し、推進してまいります。

 中京商業学校の開校においては、施設建設が間に合わず、名古屋市東区のお寺の境内を借りてのスタートでした。やがて昭和区に新校舎が完成して、実際、開校式が挙行できたのは3年後の1926年になってからであり、苦難の中での船出でした。

 建学の精神は「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」、校訓は「真剣味」とされました。その実践として四大綱「ルールを守る、ベストを尽くす、チームワークをつくる、相手に敬意を持つ」が形成されました。

 戦後になり、将来の高等教育を見据え、1954年(昭和29年)に中京短期大学が開学し、中京大学へと発展しました。60周年に当たる2014年に長期計画「NEXT10」を策定し、推進しています。そして、次の新たな目標となるのが2023年の創立100周年です。

 すでに梅村学園・中京大学スポーツ将来構想会議(スポーツ会議)が発足し、各種事業の展開が始動しています。これまで延べ110人ものオリンピック選手を生んだ実績を踏まえたスポーツミュージアム建設構想、トップアスリートの育成を柱とするミズノとの連携協力も実現しました。

 そして、今回、スポーツキャラクターを鷲、イーグルと定めました、1967年に中京商業高等学校が中京高等学校となった際、高校正門に「勇気・挑戦」のシンボルとして据えられたのが、その像でした。

 梅村学園の教育のルーツは水戸学にあります。梅村家に伝わるところでは、第4代当主の清茂が水戸藩士の子弟教育のために家塾「清信塾」を開いたとされています。そして、第12代当主の清光が、梅村家の父祖の地である愛知県に開いたのが中京商業学校でした。

 建学の精神、校訓はいずれも、水戸学の「文武不岐」、つまり「文武両道」を受け継いでいます。梅村学園と水戸市とは連携協定に関する包括提携を結んでおります。

 附属中京高校には栄光室という部屋があり、そこには硬式野球の甲子園大会における優勝旗や表彰状など輝かしい歴史を今に伝える品々が並んでいます。それらを中心に学園の歴史を広く内外に知っていただけるような記念館の建設も念頭にあります。

 中京大学では、豊田キャンパスにおいて、新体育館の建設が2016年度内に着工の運びとなるなど、施設整備は続きます。附属中京高校、三重高校、三重中学校、梅村幼稚園と、学園傘下各校の教育環境の改善も進めなくてなりません。

 卒業生は、中京大学だけでもすでに12万人を超えました。5校の関係者となると、その数、そして、その力は膨大です。100年の伝統と歴史の継承に向けたご協力、ご賛同を切に期待し、お願いいたします。

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